【中古車の仕入れ】こういう仕組みになっています!

こんにちは、坪山です。
はじめて記事を書きます。

内容は『中古車の仕入れ』についてです。

車屋さんが中古車を仕入れる方法は、大きく分けて3つあります。

今回はその3つのなかで 最も割合が多い『オートオークション会場』での仕入れについて、写真を交えながら具体的に書いていきたいと思います。

オートオークション会場ってなに?

オートオークション会場とは、 中古車の市場(いちば)です
その市場で、会員になっている車屋さん同士が、中古車を売ったり買ったりしています。

みなさんのまわりにも 中古車が並んでいるお店がありますよね?

「そのお店に並んでいる中古車の10台のうち9台は、オートオークション会場から仕入れたものですよ。」 といっても過言ではないくらい、ほとんどの車屋さんが、ここから中古車を仕入れてお客様に販売しています。

オートオークション会場ってどんなところ?

 まずは写真でご覧ください。

こんなふうに中古車がたくさんあって…

こんな建物があって…

その中のこんな部屋で 中古車が取引きされています


オートオークション会場は、全国各地に140ヵ所くらいあるといわれています。

各会場がそれぞれ、日曜日を除く決められた曜日に毎週オークションを開催します。なので日曜日以外は毎日、日本のどこかでオークションが開催されています。

ちなみに私たちが住んでいる栃木県にも、オートオークション会場が2つあります。

下の写真がそうです。「見たことあるー」という方もいるかもしれませんね。

こちらは宇都宮にあるオークション会場。毎週金曜日に開催しています

こちらは小山にあるオークション会場。毎週木曜日に開催しています

オートオークション会場で取引きされる中古車は、一体どこからきたの?

オートオークション会場で取引きされる中古車の正体は、私たち車屋がお客様から『買取り』『下取り』した車です

そもそも中古車はどうやって発生するのか?
少しまわりくどい説明になりますが、我慢して読んでみてください。

まず車という商品は『新車』と『中古車』の2種類に分かれます。

『新車』というのはメーカーの工場で作られます。そしてトヨタのお店やホンダのお店など、いわゆるディーラーと呼ばれるところで販売されます。


一方で 『中古車』という商品は、工場で作られるものではありません。

中古車を作るのは、”はじめに新車で買った人”です。

その人が、「新しい車に買い替えよう」「もう車が必要なくなったから売ろう」など、なんらかの理由で、車屋さんや買取り専門店に『下取り』または『買取り』というカタチで 車を売りに出します。そうしてはじめて中古車が作られる、正しくは発生するわけです。

「ここまでよろしいですか?」


そしてそのあと、”売りに出された車”は 2つの道にわかれます。

ひとつは「そのまま お店の商品になってお客様に販売される」という道。
『下取り直販』や『買取りダイレクト販売』なんて言われることが多いです。

そしてもうひとつが、「オートオークション会場に出品される」という道です。

どんなふうに取引きされるの?

ではまず、売り手側(出品者)の目線で見てみましょう

オークション会場に車を運びます。
輸送業者さんに頼んで運んでもらうか 自分で運ぶか、どちらかの方法になります。

「いってらっしゃーい」

車がオークション会場に到着すると…

写真の撮影と、『検査員』という人による検査がおこなわれます。

事故歴やキズの状態、車内の汚れや傷み具合、不具合箇所などが検査されます。

そしてその検査結果が 下の画像の『車両状態表』に記載されます。

写真撮影と検査が終わると…

会員専用のウェブサイトに写真や車両状態表などの情報がアップされます。

と、ここまでが売り手側(出品者)のお話です。


つづいて、買い手側(落札者)の目線で見ていきましょう

事前に会員専用のウェブサイトから、「どこのオークション会場にどんな車が出品されているか?」検索します。

こんなふうに情報が一覧で表示されます。クリックすると画像や車両状態表を見ることができます

そして良さそうな車があれば…

開催日当日、オートオークション会場で実際の車の状態を確認します。これを『現車下見』といいます。
現車下見は自分でオークション会場に行ってやる方法と、『下見代行業者』という人に頼んで代わりやってもらう方法があります。

隠れた不具合箇所はないか?メンテナンスはきちんとされていたか?よく確認します。

そして状態に問題がなければ…

取引きに参加して車を落札(買う)します。
オークション会場の中で取引きする方法と、自分のパソコンから取引きする方法があります。下の画像は自分のパソコンから取引きに参加した場合ものです。

応札と書かれた赤いボタンを1回押すと価格が5000円上がります。相手が押し返してまた5000円、またこっちが押して5000円と、価格の競り合いをして最終的に一番高い金額を出した人が車を落札できる(買える)仕組みになっています。取引きは一台一台順番に行われます。ちなみに1台当たりの取引き時間は25秒くらいです。

車が落札できたら…

車を自分のお店に運びます。
輸送会社さんに頼んで運んでもらうか 自分で運ぶか、どちらかの方法になります。

「今からお届けしまーす」


そして…

お店に車が到着します!

落札した車の代金は、落札日から5日以内に支払う決まりになっています。

ここまでがオークションでの取引き、『中古車仕入れのながれ』になります。

くるま屋さんはこうやって中古車を仕入れて、お店に並べたり カーセンサーネットやグーネットに掲載したりして、お客様に販売しているわけです!


~今回の記事はここまで~

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